ドイツ旅行にクレジットカードは用意しておくべき?!【在住者が語るクレカの話】
- 2018.10.07
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- おすすめ, クレジットカード

海外旅行、特にドイツではクレジットカードは使えるのでしょうか?
今回はドイツで一般的なクレジットカード会社やカード事情などをまとめました。
結局ドイツではクレジットカードが使えるでしょうか?
私のドイツ旅行・滞在データ
訪問都市:ベルリン・ミュンヘン・ケルン・フランクフルト・ハンブルク・ローテンブルク・シュットゥットガルト・デュッセルドルフ・ニュルンベルク・ミュンスター・ヴュルツブルク・アウクスブルク・フュッセンetc…
持って来ているクレジットカード:VISA,マスター,JCB各1枚
ドイツの主要都市は観光しています。
観光&日常生活で感じるクレジットカードの使用状況はどうなっているのでしょう?
ドイツのクレジットカード使用状況
ドイツでは一般的に、クレジットカードよりもデビットカードが普及しています。
デビットカードというのは銀行口座からその場で直接引き落とされるタイプのカードです。
日本 :クレジットカード>デビットカード ですが
ドイツ:デビットカード>デビットカード となっています
なぜデビットカードが人気なのでしょう?
ドイツ人に聞いたところ、
ドイツではクレジットカードは一度クレジットカード会社が立て替えた後、まとめて後で自分で支払うという払い方をするので、一度借金をするように感じるそう。
それなら自分の口座からすぐに引き落とされるデビットカードのほうがわかりやすくて好まれているそう。
実際のドイツ人を見ていると
スーパーの買い物でカードで使用している人は大体デビットカードを利用しています。
スーパーでも「現金かカードですか?」と聞かれるのですが
この場合のカードは大体ECカード(デビットカード)のことをさしています。
ちなみにスーパーで使う最低限のドイツ語についての記事はコチラ↓
ドイツのスーパーで必要なドイツ語。観光中のスーパーは会話が必要?!
というわけで、
ドイツでカードといえばECカードというデビットカードが人気なのですがこれを作るにはドイツの銀行の口座、ドイツの住所が必要です。
ドイツで一番普及されているデビットカードを観光者は持つことが出来ません。
なので結論としてデビットカードが人気のドイツですが、クレジットカードも観光地ではかなりの割合で使えます。
主要都市、ロマンティック街道などの人気の観光名所では大体クレジットカードを使用できる場所が多いです。
クレジットカードが使える場所
基本的には
観光地のホテル、大きなお土産屋、はカードブランドによりますが、クレジットカードが使えるところが多いです。
主要な小売店を調べてみました。
VISA | Mastercard | JCB | アメリカンエクスプレス | ダイナースクラブ | |
●大手スーパー | |||||
Rewe | 〇 | 〇 | × | × | × |
Aldi ドイツ南部の支店 | 〇 | 〇 | × | 〇 | × |
●大手薬局 | |||||
dm | 〇 | 〇 | × | 〇 | × |
Rossmann | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
〇:使用可能
×:不可
他にはカードブランドにはよりますが、
大手薬局:DM,ROSSMANN,
デパート:Galeria kaufhof,
ファストフード:マクドナルド、バーガーキング
などでもクレジットカードで支払えます。
VISA か マスターカードが支払える場所が多いですね。
持っていくならVISA?マスター?JCB?アメリカンエクスプレス?
VISA、マスターカードの両ブランドがおすすめです。
この2つならクレジットカードに対応しているところではほぼ使えます。
私が観光地でお店の前のクレジットカードが使えるかどうかのシールを見ている限りでは
大体VISAとマスターカードはセットのようにどちらも使えるという表示がしてあることが多いです。
JCB,アメリカンエクスプレス,ダイナースクラブはたまに見かける、というくらいで、特にスーパーではJCBとダイナースクラブは使えない、と思ってもらった方がいいです。
確かに現地で会計時に使えないかもしれませんが、
クレジットカードについている海外旅行保険のためにもっていくという方法もあります。
使えるかどうかは、入り口確認or入店時に尋ねよう
クレジットカードをレストランやお店で使えるか確認するには入り口のシールを確認してみてください。
大きめなお店であれば入り口にシールが貼ってあり、そこに使いたいクレジットカードのブランドのシールがあるかどうかを確認すれば使えるかどうかがわかります。
レストランなどでは貼っていないお店も多いので、入店時に店員さんに尋ねてみましょう。
「Kan ich Kredit Karte bezahlen?」
(カン イッヒ クレジットカルテ ベツァーレン? = クレジットカードでお会計はできますか?)
使える場合は→「Ja」(ヤー = はい)
使えない場合は→「Nein」(ナイン = いいえ)
と返事が返ってくるはずです。
最初に確認しておくと、支払い時に慌てずにすみます。
この時注意してほしいのは、きちんと Kredit Karte について聞くことです。
ドイツ人は現金か、デビットカードで払う人が多いので
単純に「(クレジット)カードは使えますか?」と店員に聞くと
「(デビット)カード使えるわよ」と答えられてしまうことがあります。
私も初めて観光地に行ったときに
「カードを使えますか」と聞いたところ、「はい」といわれたのでクレジットカードを出しました。すると「あぁ、クレジットカードはだめ、ECカードなら使える」と後から言われたことがあります。
つまり、こちらはクレジットのカードが使えるか聞いたつもりなのに
向こうはデビットカードね、と思って勘違いして答えられてしまうことがあるのです。
「いやいや、見た目で外国人なんだからECカードを持ってないってわかるでしょー」と思われた方、まさに私も最初そう思いました。
しかし、最近のドイツは移民の受け入れをしているため、見た目がゲルマン系の人種ではなくてもドイツに住んでいる人は沢山います。そのためドイツ人の店員にとって、訪れた人がドイツに住んでいるのか観光者なのかは区別しにくくなっています。
もしくはお客が観光客か気にせず、ドイツ人にとっては常にカード=ECカードと思ってしまうようです。
ドイツでクレジットカードが使えないところ
いわゆる観光地でないところや観光地であっても個人商店のように小さなお店のところは現金かドイツのECカードといわれるデビットカードのみ、というところもあります。
ほかには
・個人商店
・カフェ
・レストラン(場所により)
・タクシー
・駐車料金
・電車料金
・屋台
・早朝や蚤の市などのマーケット
ではクレジットカードは使えません。
ATMキャッシングにて現地通貨を調達
「海外キャッシュサービス」は、クレジットカードを利用して海外のATMで現地通貨をキャッシングするサービスです。
キャッシングというと何となく抵抗がある方もいると思いますが、利用した分はクレジットカードと同様に翌月一括返済でき、利用の仕方によっては両替の手数料よりもお得な場合が多いので
利用額をしっかりと把握しておけば特に心配はないでしょう。
1ユーロ100円、金利18%として、1,000ユーロをドイツでキャッシングして30日後に返済するとします。この場合、1,000ユーロは日本円に換算すると10万円になりますから、その場合の金利は「10万円×0.18÷365」で1日あたり約49円です。これを30日分で計算すると「49円×30日」で約1,470円となります。外貨両替所で10万円分をユーロに替えた場合の手数料は平均して3,000円ほどなので、ATMの手数料をプラスしてもコスパがいいことがわかります。
もし自分が行った観光地やその周辺のお店がクレジットカードが使えない場所が多かったり、予想外の出費のせいで準備してきたユーロがなくなってしまった場合は
ATMでキャッシングをしてユーロを引き出すことも考えてみてはどうでしょうか?
ドイツのATMでも日本のクレジットカードを使ってキャッシングすることができます。
とても便利ですね。
という有名な質問があります。
本当に最低限の持ち物とするなら 【パスポート,航空券,クレジットカード】と言われているのはこういった事情があるのですね。
さすがにこの3点で海外旅行は荷物が少なすぎですが;;;
ATMの場所
ドイツのATMはどこにあるのでしょうか?
暗証番号さえおぼえておけば、「Visa」もしくは「Plus」というマークがついたATMなら、
どこでも海外キャッシュサービスを利用できます。
クレジットカードを使って世界中のATMから現地通貨を引き出せます。
- ※別ウィンドウでVISAカードのウェブサイトに遷移します。
- ※別ウィンドウでMastercardのウェブサイトに遷移します。
各国での利用方法についてのご案内は以下に書いてあります。
ドイツは操作方法例の中にないのですが、ドイツも同じ要領でできます。
他には銀行の各支店には必ずATMが置いてあります。
ドイツの主要4銀行、
Deutsche Bank、Commerzbank、Dresdner Bank、HypoVereinsbankなどをGoogle mapで検索すれば現在地から近い銀行が分かります。
ATMの使用方法は簡単なので操作方法例を見ていただければわかると思うのですが、
初めての場合は何かあったときに聞ける人のいる、銀行のATMが安全かと思います。
ドイツの銀行のATMは、入出金用と、振込や使用明細発行用に分かれているので、お金を引き出したい場合は入出金用のATMを選んで下さい。
もちろん、空港、大きなカフェの付近、公共交通機関のホームや大きなショッピングセンターの中にもATMがありますので、慣れてきたらこちらを利用するのもいいと思います。
クレジットカード利用前の注意点
PINコード覚えていますか?
クレジットカードを利用するときにサインをするか、暗証番号を入力するか、のどちらが必要になります。
ドイツでは大体暗証番号を求められることが多いです。
普段使わないクレジットカードの場合、ついうっかり暗証番号がわからなくて使えなかった、ということもあります。
一定回数以上間違えてしまうと防犯のためロックがかかってしまうので、
海外旅行前にお手持ちの暗証番号(PINコード)をしっかりと確認しておきましょう。
もしも忘れてしまった場合はクレジットカード会社に確認し、暗証番号の照会または変更をしておきましょう。
上限に余裕はありますか?
普段クレジットカードを利用しているとき、
利用上限までは使わないので自分の使用上限を把握していない方も多いと思います。
しかし旅行代金や航空券をクレジットカードで購入したり、
ホテルの宿泊費を払っていると意外と上限に達してしまうことがあります。
クレジットカードは2枚用意し、大きめな出費をするときは普段使わないカードで支払う、カードの締め日を確認しておくなどをすると安心です。
カード会社によっては事前に登録しておけば使用上限を期間限定であげることができます。
意外と多い通信障害?!
たまにクレジットカードが使えるお店、VISAのマークがあったのにVISAカードが使えなかった、ということがあります。
実際に私も車のレンタカーの会計のときに、クレジットカードで払おうとしてもなぜかどうしても払えませんでした。
そのときは、私のVISAカード、同乗者のVISAカード、どちらも試したのですが使えず結局現金で支払ったことがあります。
その時のレジの人は「たまにある。電波障害があって支払えない」ということを言っていました。
日本では通信障害にあったことが一度もなかったので大変驚きました。調べてみると私のようにクレジットカードで支払えなかった方もやはりいるようです。
とはいえ、通信障害はこちらとしてはどうしようもないこと。
改めてまとめると…
クレジットカード利用のメリット
両替所で両替するより手数料が安い
キャッシングサービスを利用すれば両替所で交換する手数料よりも安い手数料でATMからお金を引き出すことが出来ます。
両替所よりも数も多くありますしお手軽に現地通貨を調達できます。
手持ちの残高を気にせず旅行を楽しめる
旅行中は急な出費が発生したり思っていたよりもお金を使ってしまうもの。
最初に両替してしまうと足りなかったらどうしよう、と心配になったり、
逆に全く気にしていなかったせいで旅の後半ではもうユーロが残っておらず
買い物を楽しめない、なんてことになってしまいます。
クレジットカードを使って、現地通貨を調達できるというのはとても便利です。
現金と違って紛失などの際も不正利用を止められる
お財布を落としてしまったり、すられてしまったり…やはり世界の観光地には犯罪者がいます。
現金であれば諦めるしかないのですが
クレジットカードの場合、手続きは必要なものの不正利用分は戻ってきます。
海外旅行保険がついている
慣れない海外でのけがや病気に備えて海外旅行前に保険に入る方も多いのではないでしょうか。
私も以前は毎回海外旅行保険に入っていました。
だって、HISやJTBの旅行に申し込むと保険も一緒にどうですか? という話をされ
聞けば聞くほど必要な気になってくるのです。
大体日程にもよりますが3000円~5000円ほど払っていたのですが今思うともったいないです。
クレジットカードを持っていれば海外旅行保険が自動付帯のものも多いです。
海外旅行保険の内容は一般的に年会費が高いほど充実しています。
デメリット
治安が良いとはいえ、ドイツは海外。
やはり盗難や紛失することもあります。
なにかあったときのために日本のサポートデスクの番号をメモしておくと安心です。
おすすめのクレジットカード
海外旅行者の方向け
たまに海外に行く、という方へのおすすめカードはこちら。
コスパ最高なこのカードは丸井が発行しているエポスカードです。
なぜコスパ最高化というと
入会金・年会費永年無料
海外旅行保険が無条件で自動付帯(←他のクレジットカードでは保険の条件として航空券などの支払いを求めるものが多いです。)
入会特典として2000円分のエポスポイントがもらえる
旅行の直前でも即日発行可能
他にも
サポートデスクが日本語で案内
紛失・盗難時の不正利用も61日前まで全額補償
こちらはクレジット選びの雑誌でもおすすめの1位に輝いているほどのカードです。
無料カードにしては疾病治療(主に病気にかかる費用)が充実しているところが珍しいです。
保険金額 | |
傷害死亡・後遺障害 | 最高500万円 |
傷害治療費用 | 200万円(1事故の限度額) |
疾病治療費用 | 270万円(1疾病の限度額) |
賠償責任(免責なし) | 2000万円(1事故の限度額) |
救援者費用 | 100万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
携行品損害(免責3,000円) | 20万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
ちなみに私の初めてのクレジットカードはエポスカードです。
こちらは海外旅行の自動付帯の保険以外にも普通のショッピングカードとしてもかなり使えます。
丸井のマルコとマルオの7日間というセール期間ではエポスカードでの商品購入で全品10%OFFになります。
このセール期間中にもともと30%OFFのものを買ったとすると、そこから更に10%OFFされるので買い物が楽しくなります。
ちなみに無印良品週間と丸井のマルコとマルオの7日間の時期がかぶると
無印良品を約20%OFFで買うこともできちゃいます。
なかなか安くならない無印良品の商品が20%OFFは結構大きいですよ!
その分、会計のレジも夕方~夜・祝日は混みます。
レジの列は嫌ですが、みんながこぞって買うくらいお得に買える、ということかなと思います。
年会費無料ながら凄まじい割引です。
また。通常の利用をしていてもゴールドカードになりやすいです。
年間30万円ほどしか使っていなかったのですが
ある日、ゴールドカードのインビテーションが届きました。
もちろんゴールドカードも年会費無料です。
年会費永年無料でここまでの特典がついているカードは他にはないです。
エポスカードについて詳しく知りたい方、登録はこちらから
まだVISAカードを持っていなければ
海外旅行に間に合うように余裕をもって申請してみてはいかがでしょうか?
まとめ
海外旅行にあると便利&安心なクレジットカード。
賢く使って旅行を楽しみたいですね♪