ヨーロッパ旅行中の買い物をTaxFreeにする方法!初心者でも出来る免税申請

ヨーロッパ旅行中の買い物をTaxFreeにする方法!初心者でも出来る免税申請

海外旅行の姉と免税申請をしたところ、日本円にして【1万円以上】が返ってきました。めちゃお得! もっと早くやっておけばよかった・・・そんなお得な免税申請の手順をイチから丁寧にご紹介します。

中国人の爆買いという言葉をよく聞きます。なぜ中国人は日本で爆買いするのか。それは免税分、低価格で日本製品を買えるから。

免税というのは旅行者にとっては身近な言葉ですが、具体的にどのような手続きをとるべきなのか知らない、自信がないという方も多いのではないでしょうか?

 

なんとなく人に聞きにくい、免税申請のやり方。

今回はヨーロッパ圏で免税するための手順を庶民代表、初心者の筆者が一から細かく丁寧に紹介します。

ユーロでの免税手続きです。

私と姉は今回ドイツで免税をしましたがユーロ圏であれば似たような手続きのはず!

 

そもそも免税とは?

その国の税金を免除するということ。

日本ではユニクロやヤマダ電機や大型ショッピングセンターなどでもTAX FREEという看板や文字を良く見かけるますが、そのTAX FREEの意味が免税。

海外に海外旅行などで来た人にとってはその滞在している国の税金が免除されるのでその分お得に買い物が出来る仕組みのこと。

 

例えば、ヨーロッパではVAT(VALUE ADDED TAX)という付加価値税がレジで自動的に課せられます。

日本人は付加価値税を払ってもその恩恵を受けることはできないので免税を受けることができます。

国によりVATは異なるようで8%~高いところでは30%ほど!

この還付率と還付条件は国によって異なります。 ちなみにドイツではおよそ11%前後でした。

この免税制度はあくまでも自己申告制ですので、基本的には出国時までに自分で手続きしなければお金が戻ってきません。

免税しないと損

日本人は日本に税金を納める代わりにいろいろな形で税金の恩恵を受けます。

図書館や市役所などの公共施設を格安で利用できるようになったり、社会福祉を受けれたりします。

でも海外旅行先の国に税金を落としても恩恵は特に受けられませんよね。

旅行で一時訪れただけですもの。

だから免税をするのは当たり前。むしろしないと損なのです。

 

免税を受けるための条件3つ


1:EU圏外からの旅行者である者が、免税処理を行っているお店で買い物をする場合。

お店に入るときの入り口にクレジットカードが使えるかどうかのステッカーなどが貼ってあります。

まずはTax-Freeマークがあるかどうかをチェックしましょう。
しかしTax-freeのマークがなくても免税処理をしてくれるお店もあります。

確実なのはお店の人に聞いてみるといいです。
ちなみにドイツではDMという最大手のドラッグストアでもできました。

 

2:商品の購入後、期限内にEU圏外へ出国すること。

旅行者であれば問題なくこの条件はクリアできます。

 

3:1日に1店舗での購入金額が免税対象金額を超えていること

この購入金額はお店により違います。
これは私が調べていて思ったのですが150ユーロからしかできない、と書いてあるサイトもありましたが
姉の場合は10ユーロほどからやってくれるお店もありました。(がめつい;)
経験則では50ユーロからのところもあるし60ユーロのところも。
お店の看板に書いてある場合もありますし、お店の人に確認しなければわからない場合もあります。

 

それでは早速お得な免税申請の流れを紹介していきます。

免税の流れ

ざっくりというと

 

お店のレジで免税書類(リファウンドチェック)をもらう

・必要事項を記入

・空港で免税申請、スタンプをもらう

・空港の銀行でお金を返してもらう←時間がない場合は日本から郵送もできる

(クレカの場合、後日返金される)

流れとしてはこんな感じです。
つまり、スタンプをもらうまでがめっちゃ重要。
どんなに時間がなくてもスタンプだけはもらってきてください。
お店で免税したい、と言って書類をもらうこととスタンプをもらうのがめっちゃ大事!
(書類が手元にあれば書かなきゃ、という気持ちになります)

ここから私たちが行ったことを参考にめっちゃ細かく紹介していきます。

お店のレジで免税書類をもらう

まずレジで商品を購入するときに免税手続きをします。

例えば”Can you make it tax free?” 免税してもらえますか?という感じ。

そうするとパスポートを見せてほしいと大体言われるのでパスポートを見せましょう。

つまり海外旅行中であることを証明します。

するとレシートと一緒に免税用の書類を発行してくれ書類をひとまとめにホチキスで留めて袋に入れて渡してくれます。

 

お店ですることはたったこれだけ。

簡単です。ちなみに、もらった免税申請書類をよーく見てみると戻ってくる金額が書いてあります。

 

 

注意

購入後は免税申請が終わるまで商品のタグをとってはいけません。

タグを取ってしまうと新品であることの証明が出来ず免税できなくなります。

すべての免税申請手続きが終わるまで商品のタグをとるのは我慢しましょう。

・家で必要事項を記入

家に帰ったら免税書類にボールペンで必要事項を記入しましょう。

生年月日、氏名などの自分の情報、返金方法を記入します。

現地空港で現金で受け取るか、クレジットカードで受けるか、小切手を使うかを選びます。

クレジットカードでの返金を希望する場合はクレジットカード番号を記入します。

 

返金の受け取りはクレカにするべき?現金にするべき?

結論から言うとクレカでの申請がおすすめです。

現金で免税手続きをすると現金ですぐに帰ってくるのでわかりやすいですが手数料をレシート1件当たり3ユーロ(対応する銀行によって違うかもしれませんが、私たちの対応してくれた銀行の場合は3ユーロ)とられます。

レシートが一枚しかないなら良いですが
複数のレシートで免税申請をしているとそのたびに3ユーロほど取られるのではっきり言ってもったいないです。

クレカなら手数料が無料なので私はクレカがおすすめです。
ちなみに大量の中国人観光客の免税手続きを見ているとほとんどの人がクレジットカードを使っているようでした。
クレジットカードの場合は明細に免税額が返金されます。

もちろん、どちらを利用するにもメリット、デメリットがあります。

 

クレカで免税申請するメリット
手数料がないのでお得

デメリット
お金が返ってくるまでに時間がかかる(およそ1か月ほど)
その場でお金が返ってこないのでわかりにくい

 

現金で免税申請するメリット
お金がその場で返ってくる
目の前で返金されるのでわかりやすい

デメリット
手数料が高い

 

空港で税関にいく

税関の場所は空港の案内所にも書いてありますがわからなければインフォメーションセンターで聞いてみてください。

大体、チェックインカウンター周辺にあります。

ここで選択肢が2つあります。

購入品をスーツケースに入れる場合

チェックイン後に、タグを付けたスーツケースを持って空港内の税関で手続きを行います。
税関は鷲のマークが目印です。
機内に持ち込む手荷物が多いと面倒なので通常この方法がおすすめ。

乗り継ぎ便の人はスーツケースに入れてはいけない場合があるので注意です。
乗り継ぎ便がある場合は、基本的に最後のEU国で免税手続きをしなければなりません。

例えば、イタリアのヴェネチア空港→ドイツのフランクフルト空港→日本の成田の場合は
基本的にはドイツのフランクフルト空港で免税手続きとなります。

しかし、乗り継ぎ空港での乗り継ぎ時間が少ない場合やスーツケースに入れて免税申請をしたい場合は
最初の空港での交渉が必要になります。

乗り継ぎ時間が少ないから今免税手続きをしないと間に合わない、ことを伝えれば出来てしまうことも多いです。
安全を期すには、乗り継ぎをしない、又は乗り継ぎ先の空港と同じ国の空港を経由すると安心です。

例えば、ベルリン空港→フランクフルト空港→成田の場合、ベルリン空港で免税手続きが可能です。

手荷物として機内に持ち込む場合

手荷物として飛行機の中にも持っていきたい人は出国手続き終了後の税関で手続きができます。
こちらのメリットは税関がすいていること。

ちなみにフランクフルト空港には出国手続き前と後どちらにも税関がありました。
フランクフルト空港の店員さんは出国手続き終了後の税関がすいているから手荷物にするなら出国手続き後の税関のほうがいいよ~と言っていました。

しかし、空港によっては出国手続き終了後にはもう税関がない等の理由のため手続き手順が異なる場合があります。
そのため使用する空港の免税方法がどうなっているのかを事前に確認するか現地のインフォメーションセンター確認していただいた方がいいと思います。

こういったことが統一されておらずわかりにくいところが日本と違うところだと感じます。

 

私の姉の場合は機内に持ち込む手荷物は少ない方がいいとのことだったので
通常通りスーツケースに免税品を入れて帰国する方法で進めました。
手荷物にするよりはスーツケースに入れる方が楽だと思うのでこの方法をおすすめします。

それでも免税品を手荷物にした場合、注意してほしいのは液体の免税品のときです。

例えば化粧水や美容液は液体100mlを超えてしまうと規定量を超えているため乗り換え先で没収される恐れがあります。
せっかく高いお金を出して買ったのに没収されてしまうなんてことになってはいけませんよね。
私の知人はイギリスにいくときに手荷物で日本で買った免税品を持っていき、乗り換え先で化粧水を没収されたようなので注意です!!!
せっかく高いお金を出して買ったお化粧品。
悔やんでも悔やみきれません。

こういったこともありますし、できるだけ免税品はスーツケースに入れた方が良いと思っています。

購入品をスーツケースに入れる場合続き

チェックイン後、タグをつけたスーツケースを持って、空港の出発階または到着階の税関で手続きが出来ます。

税関にいき、免税書類を全て見せます。

すると税関の人に買った商品を見せてほしいと言われるのでトランクを開け免税の該当商品を見せてください。
私は過去2回どちらも該当商品を見せるように言われましたが空港によっては見せずにすむこともあるようです。
しかし万全を期して、該当商品を見せても問題ない状態にするに越したことはないでしょう。

この時、購入品が未開封の状態でなければ認めてもらえませんので値札のタグはとっていない状態のまま見せなければなりません。

 

すべての免税品を見せて、と言われるという前提でトランクを整理して見せやすいようにしておいた方がいいです。
私たちはトランクのこの一帯は免税品置き場、として区切って見せやすいようにしました。

でも、実際にはすべての商品を見せるわけではなく高いモノ数点を見せて免税申請が終わりました。

もちろん全て見せて、と言われる可能性もありますので免税品はひとまとめにわかりやすくトランクに入れておいた方が良いと思います。

免税品が全て未開封と確認してもらうと係りの人に免税書類すべてにスタンプを押してもらえます。

時間としては2,3分もかからず終わりました。

スタンプを押してもらえたら税関での手続きは終わり。

 

免税書類を空港の銀行に持っていく

最後です。

スタンプを押してもらった免税書類を銀行に持っていくと銀行で手続きをしてもらえます。

姉の場合は税関の手続きが終わった後、
現地の空港の銀行で手数料のかからないクレカでの返金を希望しました。
免税書類にもクレカで返金を希望していたとしても、一応窓口でもう一度クレジットカードで返金お願いします、というと安心です。

私は“I want refund in credit card”と言いました。
“Refund please”などでもいいと思います。

そうすると免税処理をしてTAX FREEの合計額の領収書のようなものを渡してくれます。

これで終了です。

 

時間がない場合や心配な場合は現地で税関のスタンプさえ押してあれば、

日本に帰ってから投函するなり日本の空港のリファウンドオフィスで手続きするなりして返金することができます。
なので税関のスタンプだけはどんなに時間がなくても絶対に貰ってください!!!

 

注意!

税関、空港の税関・銀行が混んでいる場合があります。

以前、誰もならんでいなくてすぐに終わったときもありますが、中国人の爆買い集団の行列にあたり1時間以上待った時もあります。

飛行機に乗り遅れるという最悪な事態を回避するためにも余裕を持って空港に向かうのがお勧めです。

 

免税申請後

ちなみに姉の場合は1万円ちょっと返ってくるそうです。

この記事を書いているときはまだ金額は戻っていないようですが1か月ほどすればクレジットカードの口座に振り込まれます。
(後日→無事に免税金が戻ってきました)
すごいお得!

確かにTAXFREEの手続きは面倒かもしれません。

でもせっかく海外で安く買い物をするならTAXFREEした方がお得です。

絶対です。

一度申請すれば次からは慣れて簡単なので一度試してみることをおすすめします!

免税まとめ

1:免税処理ができるお店かどうか、いくら以上が対象なのかを現地で確認する
2:レジでお会計の時に免税書類(リファンドチェック)を貰う
3:税関での確認と免税書類へのスタンプは混むかもしれないので余裕を持って手続きする(長い時は1時間ほどかかる)
4:スタンプを貰った後は現地で還付金を受取る、又は投函、又は日本の空港で申請する

免税申請なしで免税品を購入する方法

ここまで読んできて、初めての海外旅行で免税申請が心配な方もいると思います。
そういった方は空港のチェックイン後の免税店で免税品を購入するのもいいと思います。
この場合、必要な手続きは欲しい商品をレジに持っていきレジでパスポートと航空チケットを見せるだけ。
それだけで最初から免税価格で販売してくれます。

ただこの方法のデメリットとしては

免税店に欲しい商品があるかわからないこと(品切れの可能性)
チェックイン後、飛行機が出発するまでの間に購入しなければならないこと
チェックインが早朝、深夜などの場合は空港の免税店がやっていない恐れがあること
購入品を飛行機内にもっていかなければならないこと
乗継便がある場合は液体の免税品(化粧水など)は制限量が決まっていて多く買えないこと

などがあります。

とはいえ、免税申請書類を書いたり提出したりする手間が省けるので
空港の免税店でさくっと買うのもおススメです。

その場合は時間が限られているので欲しい商品を予約をしたり、事前に調べてからいくといいと思います。

日本の国際空港の免税店で買うべきお得なコスメ7選。免税割引が大きい順、お得な順にまとめました

免税の注意点

免税の可否はお店による

まずどこのお店でも免税してくれるわけではないことを覚えておいてください。

大きい買い物をするとき、免税をしたいときにはお店の入口のところにTAX FREEのシールや文字があるかどうか、心配ならTAX FREEをやっているか店員に聞いた方がいいです。

免税というのは私たち申請者にメリットはありますがお店側には手間がかかる割に特になにもメリットがないのです。

ですからお店としては手間をかけてお金にならないことをしたくない、と免税書類を発行してくれないお店もありますので注意が必要です。

せっかく高い買い物をしたのに免税にならなかった、とならないように注意が必要です。

 

◇正確には免税ではなく”減税”

私は免税というからにはすべての消費税(付加価値税)がなくなるものだと思っていました。

それがドイツの場合違ったんです!

計算してみたところドイツの消費税19%を払ったうちの約11%のみ返金され、残りの8%は戻ってきません。

つまり正確に言うとすると税を免れるというより税を減らすことができる、減税だとわかり、大変衝撃を受けました。

だって1回の買い物でドイツなら19%割引を受けられるって思っていました。

常に約2割引きですよ?!めっちゃ安くないですか???

セールにならないようなものも2割引きで買えるなんてなんてお得なんだ!!と思っていました。

 

しかしのでそれが11%引きになるだけと聞いて少しがっかりです。11%引きでも大きいけれども迫力が違う。。。そんなことを驚いたのでした。

 

◇食料品は免税できない

お土産に買うチョコレートやお菓子は免税できません。残念。

免税できるものできないものが決まっています。国によっても違うので詳細は調べてみてください。

迷った時には、その国のレジの人は免税できるかできないか知っていることが多いのでとりあえず免税をお願いしてみるというのもありだと思います。

私はそうしていましたw

なんでも言ってみよ、やってみよ、の精神です!

 

20万円以上のお買いものは関税がかかる

海外で日本円にして合計20万円以上の買い物をした場合

免税によってお金が戻ってきますが、20万円を超えるお買い物の場合は税金がかかりますので上限についてはよく注意しましょう。

ヨーロッパの免税方法


私の姉が今回免税手続きをしたのはドイツ旅行でのことでドイツの空港でのことです。

日本と違ってヨーロッパでの免税は、国や空港、係員によっても手続きの仕方はまちまちです。

全ての国でこの方法でいけるとは限りませんので、現地で不安な時は税関にあらかじめメールなどでお問合せをするか
インフォメーションセンターなどで直接訪ねるのがが一番だと思います。

私も実際に姉がくる前に不安なところを税関に直接メールをして確かめました。

◇恐れずやってみて

今回、免税の手続きをしてみて最初はうまくいくか心配でしたが意外とあっさりと簡単に手続きが出来ました。

最近は中国人の爆買いという言葉もあるようにどこの税関も中国人でいっぱいで時間がかかることも多いと思います。
私は銀行での手続きのときに中国人が沢山並んでいておよそ1時間待ちました…。
びっくりです。

でもその中国人集団がいなくなった後はほとんど人がいなかったのでいつも混んでいるわけではないようです。

免税手続きをしていて飛行機に乗り遅れる、なんてことがないように注意しようと思いました。

みなさんも最初はドキドキでしょうが、何事も経験ですので、お得な買い物目指して免税申請をしてみてはいかがでしょうか?

日本で買う外国製の商品は関税や運送費が含まれ割高になっています。
うまく免税を利用すれば日本で買うより半額ですんだ! なんてこともできちゃうかもしれません。

 

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