ドイツのカフェでの常識は?~おしゃれなカフェを楽しむために~

ドイツのカフェでの常識は?~おしゃれなカフェを楽しむために~

日本と同じようにしたらマナー違反だった?! 旅先だとしても最低限のマナーを知っておくと、ふらっとカフェに入りたいと思ったときに役立ちます。
ドイツのカフェでのマナー知っていますか?

観光先でカフェ巡り。
異国のカフェは雰囲気があって、旅先の忙しい気持ちがほぐれます。

しかし、慣れない国でのカフェは少し緊張します。
ドイツのカフェでの常識やマナー知っていますか?

ドイツ人は笑わない

笑わないドイツ人
笑顔で接客が当たり前の日本。
しかし、ドイツでは笑顔で接客する人あまりいないです。
真顔かほんの少しの微笑み。
怒っているわけではなく、ドイツ人からすると面白くもないのに笑う必要がないとのこと。
うーん、合理的ですが日本人にとっては少し寂しく感じます。

笑顔で接客されなくて、「あれ? なんかしたかな?」と悩まないでください。
真顔で接客も文化です。

お店に入ったら挨拶しよう

いらっしゃいませーと日本でいわれて返事をする人って多くないはず。
しかしドイツでは挨拶しないと不審者のように思われてしまいます。

Halloだけでいいので挨拶をしましょう。
そうするとニコっとしてくれるかもしれません。

最初にレジで注文するのか、席で注文するのか確認

日本と同じです。

ドイツのカフェには日本にあるドトールやスターバックスのように料金先払いのところと後払いのところと2種類あります。
レジにて先払いして自分で席を選んで持っていくタイプレストランのように席で注文するタイプの2つです。

見分け方は?

まずカフェの入り口近くに店員がおらず、レジのみに店員がいる場合。
これは入ってすぐのカウンターで注文してコーヒーを受け取ってから席にいくタイプです。

ちなみに日本で混んでいるカフェでは注文をする前に先に席を確保しますよね。
しかしドイツはそこまで混んでいて入れないということがほとんどないので先に席を確保したことはありません。

防犯的な意味でも先に席を確保するのはやめたほうがいいと思います。
ただし観光地などですごく混んでいるときは、注文する前に席を探し同伴者に座っておいてもらう、ということをしている人はいます。
ケースバイケースです。

飲み物を頼まないと変に思われる

変なの、ドイツで
カフェで食べ物だけ頼みあとは水を飲む、という方も日本にはいるかもしれません。

しかし、ドイツではお食事のときもそうですがドリンクを頼まないと少し変な感じがするようです。
ドイツ人の中にも無料のお水を頼む人もいると聞いたことはありますが、
私はドイツのカフェでは全く見たことがないです。

ランチメニューがあるお店もある

日本のようにランチメニューをやっているお店があります。
だいたい平日のランチタイム限定ですが、お得な金額でご飯を食べられます。

とはいえ、ここはカフェ。
しっかり食べたいならレストランのランチメニューの方が安くて美味しい場合が多いです。

Wi-Fiは大きい都市にのみある

小さめなカフェはWi-Fiがないです。
チェーン店や観光地にあるカフェにはたまにFree Wi-fiと扉に書いてあるところがあり、その場合はWifiが使えます。

例えば、店舗は日本より圧倒的に少ないですがスターバックスはwifiがありますし、カフェではないですがマクドナルドにもあります。
イメージでいうとドイツの有名な街にある賑わっているカフェにはありますが、
個人がやっているようなカフェには置いてないところが多いです。

こちらのサイトで都市を選んでFree wifiスポットを探せます。
https://wifispc.com/germany

カフェ&レストランのFree wifiを調べてみました。
ドイツで一番栄えている、ミュンヘンでは30店舗
金融の街、フランクフルトでは43店舗
観光地として人気も名高い、ローテンブルクでは1店舗

これって多いですか? 少ないですか?

一応Wifiがあるといえばある、という感じです。
でも、大きな街じゃないとないです。
私がよく行くカフェにはWifiないですし、てきとーにカフェに入ってあるというのは観光地や大都市のみです。

 

ここからは
▼レストランのように席で注文するタイプについて
ご紹介します。
ドイツのチェーン店ではないカフェはこっちのタイプが多いです。

人が近くにいなかったら勝手に座っても大丈夫

お店に入ったものの人がいない…そんなことも結構あります。
日本だったら店舗の入り口で人が来るまで待ちますが
ドイツでは普通のカジュアルなカフェなら勝手に席を選んで座っても大丈夫。

ドイツ人の友達もなんでダメなの? と言っていました。
実際に店員が来ないからなのかドイツ人も普通に座って待っています。
内心「いいの? 勝手に座って・・・」と思っていたのですが
店員が来ても驚いた様子はなく普通に注文を聞いてくるので問題はないようです。

店員は担当制。顔を覚えよう

店員がいて、最初に席に案内してくれた人が自分たちのテーブルの担当者です。
この人の顔を忘れないように。

注文が決まったらてきとーにその辺を通った人を捕まえたくなりますが、我慢。
こちらでは“誰に”チップを渡すのかが大事なので
誰に注文するかが大事なのです。

お店によってチップの分け方は違うようで、
基本的にはチップはその受け取った人がもらう、というところから
一度お店で回収してから再分配などというのもあるそう。

どちらにしても、誰の分のチップなのかが大事なので最初に注文に来た人は
男性なのか?女性なのか? どんな人なのかざっくり覚えておくと後で困りません。

大声で店員を呼ぶのはNG

店員の顔も覚えたし、注文も決まった。
でも、人が来ないんですけど・・・

結構ざらにあります。
基本的にはただ待ちます。
店員を呼ぶボタンもありません。

現地のドイツ人にも聞きましたがやはり待つのが普通だそう。
でも、仕事とかで時間がないときだけは人を呼ぶといっていました。

手をあげて店員を呼ぶのもNG

実際に手をあげて店員を呼ぶのはNGと聞いて知っていたのですが
ついうっかり手をあげて店員を呼んじゃったことがあります。

私は店員に手をあげることはしないよ、と注意されました。
ヒトラーを連想させるからNGとかは都市伝説? みたいにも思っていたようですが
実際にマナー違反のようです。

確かにドイツ人で手をあげて人を呼んでいる人をみたことがありません。
基本はアイコンタクトで人を呼びます。
他には指1本をあげて人を呼んだりしています。

チップは必要?

基本的にはいりませんが、場所により必要なところも。
普通のカフェならチップは必要ないのですが、場所によります。

先払いでカウンターで注文し自分で席を決めて自分でコーヒーを持っていく場合はチップは払う必要はありません。

後払いでテーブルに店員が持ってきた場合はチップを払う習慣があります。
注文をきいてもらった、運んでもらった、というサービス代です。

人が込み合っているような店舗では前払いのことが多いですし、個人経営のこじんまりとしたことろでは後払いのところが多い印象です。

チップは義務ではありません。
店員の態度が悪い、サービスが悪いときは払う必要がありません。
日本人は人が良いので払ってしまう方も多いとは思いますがサービスが悪ければ払わなくても大丈夫です。

 

払わなくてもなぜ払わないのか? と問い詰められることもないですし問題はありません。
レストランではありますが注文したものを2度も間違えられたときは私はチップを払いませんでした。
注文するときに言いながらメニュー表も指していますし、ちょっと腹が立ちました。

注文品はすぐこない

注文していたものがくるのが遅い。

逆に何時までに出ないといけない場合は注文するときに
何時までに出ないといけないんだけど、大丈夫? などと聞きましょう。
そうすると店員もこれは時間がかかる、これなら大丈夫など教えてくれます。

ただ時間は絶対ではないので、あんまりにも余裕がないときにはパン屋さんでテイクアウトした方がいいかもしれません。

返却は?

食器を片付けるかどうかなども、結構そのお店の雰囲気によって変わります。

先にお金を払い、自分で席に運んだときは自分で返却することが多く、
席に案内されてご飯を食べるところではそのままにして、店員が回収することが多いです。

英語は話せる?

カフェでは英語を話せる人もいますが、ドイツなので多くはないです。
とはいえ、カフェで注文する程度の英会話なら結構通じます。

一人でも行ける?

カフェにはお年寄りから若者まで誰でもいます。

本や新聞を読んでいる人、勉強をしている人、パソコンで何か作業をしている人、
おしゃべりしている人、ただご飯を食べている人。
日本と同じように思い思いにカフェで過ごしています。

おひとり様も普通なのでこわがらず、気になったらぜひ入ってみてください。