ドイツの駐車場、無料か有料か区別できますか?

ドイツの駐車場、無料か有料か区別できますか?

ドイツでは道端に車を停めるのが一般的。
でも、路上は路上でも無料で停められるところ、有料で停められるところの区別はつきますか?
勝手に路上で停めていたら最悪の場合レッカーで車を持っていかれるかもしれません。

車はどこに停めるべきなのでしょうか?

駐車場には大きく分けて3種類あります。

路上にある無料駐車場
路上にある有料駐車場
ゲートのある駐車場 です。

路上にある無料駐車場

日本と違って基本的には路上で駐車できる場所が多いです。

ではどこが無料でどこが有料なのでしょうか?

まずは道端の標識をチェック。
駐車に関する標識を見つけその指示に従うことが大切です。

まずパーキングエリアの標識は青地にPのマークが書かれた(日本と共通の)看板の周辺です。
無料駐車場であればそのすぐ下に無料駐車ができる時間が書いてあります。

駐車時間

写真の場合は1時間無料です。
ただし、そのまま車を置いて立ち去るのはNG
取り締まりの人はいつからその車が駐車してあるのかわからないので
他の人にもわかるように時間を守っているということを示さなければなりません。

そのためにParkscheibe(パークシャイベ)という青い時間を示すカードを使う必要があります。
パークシャイベ

ガソリンスタンドや大型スーパーやホームセンターなどで販売しています。
駐車開始時間に合わせて時間をセットしたら車の外から見えるように置きます。
上記の看板の場合、1時間以内に帰ってこなければいけません。

このパークシャイベという青いカードを置いていないと
時間を守っていたとしても駐車違反切符を切られてしまいます。

 

路上にある有料駐車場

青いPの看板の下に時間ではなく mit parkscheinと書かれていたり
細かい時間帯が書かれているときは有料です。

近くにある駐車券のチケット販売機でチケットを購入します。
チケット販売機があるところには看板があることもあります。

チケットマシーンの看板

今回は看板の下にチケット販売機がありました。

チケットマシーン

自分で何分駐車するかを考えて、およそ必要な時間分のチケットを先に購入します。
購入が必要ない時間帯の場合はKEIN VERKAUF(販売なし)と表示されます。
必要な金額、購入が必要な時間帯などはチケット販売機に書かれています。

しかし、このチケット販売機はお釣りがでません!
注意しましょう。

購入したチケットを運転席のダッシュボードの上に置き、フロントガラスから見えるようにしておきます。

ちなみに、写真を撮った日は日曜日だったのですが、
画面下部にあるスケジュールを見ると日曜日の表示がありません。
つまり今回の場合はチケットを購入する必要なし、ということです。

購入の必要なし

 

なんの標識もないところは路上駐車できることが多いです。

ただし、路上駐車禁止エリアは
シャッターなどのある車庫の前
交差点の近く
奥への道をふさいでしまう場所
など車を停めることで他の人へ危険を及ぼしたり迷惑をかけるところは禁止されています。

駐車が禁止されているところは地面や家のシャッターにその旨が書かれているので
車を停めるときにはよく注意してみてください。

ゲートのある駐車場

大きめな駐車場ではゲートがあります。
ゲートに入場するときに駐車チケットを受け取ります。
スーパーなどはゲートがあっても時間帯によっては駐車場を開放していることもあります。

それ以外には空きがでるまでチケットを発券できないようになっているところもあります。
その場合は車が1台でると1台分の車が入場できます。

チケットの精算は出口のゲートでするのではなく
駐車場の出入り口で先に行われることが多いです。

精算をせずにゲートに向かってしまうと
後ろから後続の車がやってきて動けなくなってしまいますので
注意してください。

もし後続の車が来てどうしようもなくなったときには
ゲート付近に係り員を呼ぶボタンがありますのでそれを押して対処しましょう。

駐車券があるとお得なこと

日本ではスーパー、大型のショッピングセンター、百貨店などでは
5000円以上のお買い物で2時間分の駐車料金無料、などのサービスがあります。
しかし、ドイツでは基本的に駐車券のサービスはないです。
あっても微々たるものです。

日本では多くの場所で駐車料金がかかりますが
ドイツでは駐車料金がかからない場所が多いので

駐車料金の年間総額でいうと日本よりもドイツの方が安くなります。