ドイツのバラ園、グナー庭園。ヴェルサイユ宮殿のような贅沢なバラ園はいかが?

ドイツにはバラが有名な庭園があるのをご存知でしょうか? ヴェルサイユ宮殿の設計者が作った名バラ園、グナー庭園に行ってきました。その驚きの美しさとは?
ヨーロッパの宮殿とバラはとってもよく似合いますし、歴史的なつながりも深いです。
そんなバラの庭園でくつろぎの時間はいかがですか?
グナー庭園(Gönneranlage)とは?
ドイツのバーデン=バーデンにある植物園。フランスの造園家で、ヴェルサイユ宮殿の設計者、アンドレ・ル・ノートル(André Le Nôtre 1613-1700)の設計した名バラ園。約4百種類のバラが植栽されています。バラの足元にはプレートがあり名前や特徴が示されています。オベリスクやベンチなども多く設置され自然と調和した美しい庭園です。中央の噴水や彫像もバラの美しさを際立たせます。5月~10月までバラの香りを含めご覧いただけます。
庭園の由来
庭園の名称はここの地方、バーデン・バーデンの市長の名前に由来しています。
ベルサイユ宮殿の設計者が設計したというバラ園、「グナー庭園」に行ってきました。
バラの魅力に取りつかれて、いろいろなバラをみたい、そんな思いでバラ園に。
温泉療養地として有名なバーデンバーデン。そこのオース川沿いに位置します。
美しさとわかりやすいバラの並びでドイツらしさを感じてきました。
まずはエントランス。鹿の像があります。
まずは一面の芝生。生垣の向こうに沢山のバラがあります。
入ってすぐの生垣沿いにもバラ。
入り口を入るとすぐに看板があります。
全体図のマップです。
全体のマップを細かくみると
場所ごとに数字が振り分けられています。
この数字をみれば、そのバラがなんていう名前のバラなのかがわかるようになっています。
庭園は細かく区画が分かれており、区画によって様々なバラが置かれています。
ドイツらしく整列して植えられたバラ。
お部屋のようでもあり、端には椅子とテーブルがあり談笑するカップルなどもいました。
バラ園でデートって素敵ですね♪
きちっとお行儀よく並べられたバラ様。
各バラの株元には番号、名前、バラの作出会社名、などが書いてあります。
例えばこの白とサーモンピンクの混じった美人さんなバラのお名前は?
そう思ったら株元をチェック。
バーデンバーデンのお土産(Souvenir de Baden-Baden)という名前、品種はハイブリッドティー(Tee Hybrid)
コルデス(kordes)というドイツの会社の2008年のバラ、とわかるのです。
バーデンバーデン地方はバラのコンテストも行われるバラの聖地のひとつ。
ドイツの温泉療養地として日本人に有名です。
そんな地方の名前がついたこのバラはバラの香りのコンテストを受賞したこともある名誉あるバラ。
見た目、香りともに良いとなると、おうちにも欲しくなります。
ただ、沢山咲いてほしいからフロリバンダだったら最高だったな、そんなことを思いながら歩きます。
ちなみにこちらのバラ園に植えられているのは
タンタウ社、コルデス社、メイランド社などのドイツ・フランスを中心としたヨーロッパの会社のバラ。
バラに夢中になった私はこの庭園でバラのお名前、色、香りなどをお勉強。
気になったのがあれば購入しよう、と思いながら散策です。
こちらは leo ferre というお名前。縁取りされたような花弁がとっても素敵。
バラはどのバラも美しいです。
ただネットや写真で見るのと実際のものを見るのは違いますし
やはり実物を見ると香りがわかります。
初心者には、ダマスク香、フルーツ香、ミルラ香など言われても
まだイメージがわかず…
実際に足を運んで色を見たり、においをかいだりできたらなぁと思っていたのでした。
こちらのバラ園のいいところはバラのお名前がわかるところです。
普通の道では、歩いていて「あ、このおうちのバラ、素敵!」と思っても名前がわかりません。
こういったバラ園では名前がわかるので、気に入ればそのバラの名前をチェックして買えるのが本当にいいです。
それにこんなに広いお庭、沢山のバラ、素敵なバラの香りに囲まれることはないのでとっても贅沢な時間を過ごせます。
こちらは薄いラベンダー色のバラ。
お名前はtwice in a blue moon。
青バラの代表的存在「ブルームーン」のお仲間さん。こういう色のバラも素敵。
you are beautiful という名前のバラ。
写真じゃ伝わり切れないかもしれないですが、きれいな色。
こんなバラの前で告白されてみたいです…><笑
真ん中の庭園にはおしゃれなヨーロッパの石像。りんごか何か食べているご様子。
こんなにきれいなバラ園だったらのんびりとりんごをかじりたくなるのもわかる気がします。
散策につかれたら、避暑をできる休憩所が所々にあります。
ここはグリーンでできた日よけのトンネル。
木も植えられており、涼むことができます。
ジブリの森的雰囲気があります。
少し休憩したら散策を再開。
このバラはパヒュームロイヤル。とっても強い香りが特徴でお花の色も元気なショッキングピンクでした。
こちらはピンクパラダイス。
真ん中がオレンジっぽくもなり、可愛さもあります。
mini coco というお名前の小さいサイズのミニバラ。
色と形が可愛らしい。
つるバラが這っているアーチもあったり…。ベンチに座ってバラを眺める。
贅沢な時間でした!
バラの季節の5,6,7月のドイツに行くならオススメの庭園です♪
場所はコチラ。