Vol.4 ディンケルスビュール観光~木組みの家が並ぶ、可愛らしい街並み~

Vol.4 ディンケルスビュール観光~木組みの家が並ぶ、可愛らしい街並み~

ロマンティック街道の都市を北からめぐる企画Vol.4 ディンケルスビュール観光です。ロマンティック街道の中では影の薄いこの街。日本人にはあまり馴染みがないかもしれません。
そんな街を散策してわかったこととは?ロマンティック街道の第4弾です♪

◆ディンケルスビュール

ヴェルニッツ門

城壁で囲まれた都市なのはローテンブルクだけじゃありません。このディンケルスビュールも城壁に囲まれており、中世の建物を色濃く残しています。
ここは手工業や交易で反映した帝国自由都市。敵襲を恐れ15世紀まで築き続けた城壁に取り囲まれています。7月中旬にある子供祭りが有名でそれ以外の期間は観光客が少なめ。

◇観光名所

ドイチェス・ハウス
聖ゲオルク大聖堂
おまけ:日本語のお店

ドイチェス・ハウス

ドイチュハウス

絵本から飛び出てきたような赤い模様が可愛い。今現在も使われている中世の建築物。有名ホテル、レストランとして使用されています。ドイツ・ルネサンス建築の代表作。

聖ゲオルク大聖堂

聖ゲオルク大聖堂・中

2つの建築様式が融合しているのが特徴。1448年から50年ほどかけて作られたカトリック教会。ゴシック様式とロマネスク様式が混在したハレンキルフェススタイルと呼ばれる様式。

聖ゲオルク大聖堂内部

西の塔の扉の細工や外壁の彫刻が美しいです。

ヨーロッパ旅行に行くと教会や大聖堂巡りはテッパン。テッパンなゆえに少し飽きてきてしまうのも正直なところ。そんな時は建築様式の違いに注目してみてはどうでしょうか。ゴシック様式、ロマネスク様式、ビザンツ様式、、、いろいろな様式を少しずつ見ていくと勉強になります。
とはいえ、教会、大聖堂は無料なことが多いので見学するにはもってこい、という節約精神もあります。かくいうこの聖ゲオルク大聖堂も無料です。

おまけ:日本語のお店

街の中心部にこんな看板が。

ドイツにおにぎり屋さん

思わず二度見してしまいました。左側に看板がありますね。えっ!”おにぎり”?!?!
ロマンティック街道沿いで見つけた日本人のお店、2件目です。
こんなところにも日本人が住んでいるのね、としみじみ。

おにぎり、っていうところがいいですよね、旅行中はおにぎり食べたくなりますもん。

とはいえ、ここはドイツ。周りを見渡すとロマンティック街道の名にふさわしい可愛らしい街並みを眺めることができます。

可愛い街並み

街並み

なぜローテンブルクのように人気ではないのか?

ディンケルスビュールも城壁に囲まれた街です。円状の城壁に囲まれた街の複数の入り口に塔があります。

ヴェルニッツ門

これはヴェルニッツ門。ローテンブルクも城壁に囲まれた街で複数の塔があります。これだけ聞くとローテンブルクと似ていると感じますが、一番の違いはディンケルスビュールには壁内に歩くスペースがないことです。もちろん、門塔の中には内部を見学できるものもありますが上にいくだけで壁の中を歩くことはできません。
この壁内で歩いて街を一周できるかできないか、という違いがローテンブルクとの違いだと思います。また、街自体もかなり小さく観光名所も少ないのでさらっと回れてしまいます。

正直なところ、ローテンブルクにいくならわざわざここにも訪れる必要性はないかと思いました。城壁のある街を沢山訪れたいならよいと思いますが。

 

7月中旬子供祭り~キンダーツェッヒェ~

普段は観光者の少ない街ですが、7月中旬にはお祭りがあるため人が殺到します。

キンダーツェッヒェ:子供祭り

30年戦争のときに街を包囲し略奪の後に街を焼き払うと宣言したスウェーデン軍に対し塔の見張り番のある娘ローレは子供たちと一緒に街を救うように敵の将軍に嘆願する。嘆願した中に将軍の子供に似た子供がいたことで将軍は心を動かされる。そして将軍は宣言を撤回した。この勇気ある行動をたたえる祭りが毎年7月に開催される。中世の雰囲気あふれるお祭りを体験したい方は7月の滞在をお勧めする。

最後に

あっという間に回れる城壁に囲まれた中世の街、ディンケルスビュール。
次は南下してネルトリンゲン,アウグスブルクをご紹介します。

次回はコチラ↓
Vol.5&6 ネルトリンゲン&アウグスブルク観光~隕石と城壁の街&ローマ皇帝の街~

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