ビール嫌いが楽しむドイツのオクトーバーフェスト。魚・サンドイッチはいかが?

ビール嫌いが楽しむドイツのオクトーバーフェスト。魚・サンドイッチはいかが?

ドイツのオクトーバーフェストといえば
ビールとソーセージ。でもそれ以外はどうなのよ???

ドイツと言えばビール。ビールといえば年に一度のビールの祭典、オクトーバーフェスト!世界最大規模のビールの祭典で、2017年の来場者は約620万人にのぼります。

筆者はお酒が飲めないのでオクトーバーフェストの楽しみ方があまりわかりませんでした。

どこのサイトもビール、ビール、ビール…という感じですが私は一切ビールを飲まずに楽しみました。
皆さんの中にもあんまりお酒が好きではない人もいるはず。
そんな人も楽しめるような情報を
実際に行ってきた筆者がおすすめの楽しみ方などをご紹介します。

 

場所・行き方

オクトーバーフェストの会場は、ミュンヘンの旧市街の南西にある“テレージエンヴィーゼ”という公園で開催されています。

ミュンヘン中央駅からは1kmほどで、歩いても15分ほどで行くことができます。
地下鉄で公園の最寄り駅まで行くこともできます。
地下鉄の場合はミュンヘン中央駅からUバーン(地下鉄)4番線もしくは5番線でテレージエンヴィーゼ駅(1駅目)かシュヴァンタラーヘーエ駅(2駅目)で下車すると、会場まで歩いてスグです。

実際に行ってみた

私はミュンヘン中央駅まで行った後、テレージエンヴィーゼ駅で降りて会場へ向かいました。

その後、徒歩で5分ほど歩いたところにあります。
最寄駅では人が大勢降りるのでその列の流れに乗っていけば会場につけました。

会場にいく途中にはビールの空き瓶でアートを作っている男性がいました。

ビールでアート

会場までの道のりを歩きながら服装をチェック。

伝統服
普段着の方もいますが、
オクトーバーフェストの伝統的な服の方が結構います。
女性は胸がかなり露出していて谷間が見えている方多数。
スカートのところはエプロンのようなものをまいていて
田舎のカントリーガールの雰囲気でとっても可愛らしいです。

そして合わせて男性の伝統的な装いの方も多い。
男性は革製のハーフパンツにシャツ、帽子を合わせています。
白い靴下に独特の靴も合わせておしゃれにきめています。

普段のドイツではシンプルな服装の人が多いのでいつもと違った雰囲気が味わえます。

橋を渡っていると馬とオクトーバーフェストの樽のセレモニーがやっていました。
セレモニー

気持ちが高まります。

会場につきました!
会場のアーチ

大きなアーチがお迎えしてくれます。

会場到着

会場は人だらけ。

入場するときはセキュリティチェックがあります。
ドイツでは珍しい混雑さ

私は午後2時くらいにいったのでこんでいるのかな、と思ったのですが
入場規制もなく1分程度ですぐに会場内に入れました。

ただ注意してほしいのが持ち物の大きさ!

持ち物は規制があります

大きな荷物(3リットル、20×15×10センチメールまで)、動物、ガラス瓶、スプレー缶、その他危険物の持込禁止

大きいものは持ち込めません。サイズが決まっています。

おすすめの食べ物

サンドイッチ

白身魚サンド
ドイツのパンははずれなし。シンプルながらもタルタルソースが美味しいー。
日本のパンよりも種類が豊富で小麦とじゃがいもが主食なのでパンにこだわっているお国柄。
今回は白身魚サンドを買いました。
いたって普通の白身魚サンド。魚の生臭さとかは一切ありません。

ドイツのオクトーバーフェストでは屋台が沢山ありますがこちらはイートインコーナーがなかったので軒先でいただきました。美味しかったです。

そしてオクトーバーフェストはビール会社も力を入れているのでしょう。こんな風にビールのオブジェが回っています。
某テーマパークだったらねずみがいそうなところ、やはり実直なドイツ。ここはビールなんですね。

魚の丸焼きが一番おすすめ

魚丸ごと焼きます
私のイチオシがこの魚の丸焼き。
炭火を使って魚をじっくり焼いています。中の身がしっとりしていてすごく食べやすい。
これはおよそ25€ほど。

値段は1匹のグラムで計算するので変動します。
レジで1つください、というと焼いた魚を包装紙でくるみ、台に乗せてお金を計測してもらいます。
そして金額の書かれたシールをくるんだ包みに貼ります。前の人が半分にできないか、と話していたのですが半分にはしてくれないようです。

ちょっと小さめの魚がよければここで小さめのください、といえば小さめのを選んでくれそうでした。

シールが貼られた包みを持ってそのまま進むとレモンを配っていました。このレモンは無料だったので是非1つもらうといいです。
そして会計をしていざ実食。

ところがカウンターが空いていない…順番を待っていたところ右前にいたドイツ人のおばさんがいれてくれました。

そのおばさんは娘さんと来ていたようで、娘さんが魚を買っている間に場所取りをしていた様子。おばさんのおかげで場所をもらえ美味しく頂きました。
隣には塩も置いてあったので味が薄い、と感じたら塩を足せます。

もともとお魚に結構の塩がかかっていたので私はたさなくても十分美味しかったです。
値段もそれなりにしましたがかなり満足しました。

1つで結構な大きさなので2人で分け合いながら食べている人が多かったです。

風景やオブジェが特徴的

 

お菓子ドイツ

ドイツらしいお店やビール会社のオブジェなどが会場にあります。
これは甘いアーモンド類を扱うお店。クリスマスマーケットにもよく出店しています。

あまーいナッツが人気です。

 

クッキー

これはレープクーヘンというショウガがきいたクッキー。
可愛くて大きなクッキーで、首からさげて食べます。
伝統的な衣装にこれをさげているのを見るととってもキュート♡
味は可愛らしいというよりは少々苦め。
私は普通のあまいクッキーの方が好きですw

 

ビール会社のオブジェ

大きなライオンの像が印象的。
くるくる回る像は会場の賑わいを象徴しています。

犯罪や治安はどうなの?

お祭り気分の会場で美味しい料理やビールが楽しめる一方、
来場者を狙った犯罪が多発しています。

2017年の昨年の開催期間中、会場内において、合計1,205件(重大犯罪としては、強盗8件・傷害332件・性犯罪69件・すり201件)の犯罪が発生しました。
警察の出動件数は合計1,983回(1日平均216回)で、合計920人の身柄を拘束(逮捕606人・強制保護314人)しました。

警察の出動件数が一日平均216回というのは
一日を朝9時~夕方9時までの12時間とすると1時間当たり18件も警察が出動しています。

確かに会場内には警察が多くいましたし移動している姿の警察もみました。
このような情報を聞くとすごく恐ろしい場所のような気もしますが多くの人はオクトーバーフェストを楽しんでいます。
イメージでいうと原宿の竹下通りのような、日本でいう夏のお祭りのような人の多さです。
とっても人が多いのでその分犯罪も起きています。

多額の現金・貴重品を持ち歩かない。
目立つ服装・行動を避ける。
周囲の状況に注意を払い、不審者や不審物を見かけたら直ちにその場を離れる。

ここは外国だということを念頭にいれながら楽しく過ごせるといいですね。