ドイツの常識、日本との違い。観光客でも知らなきゃ恥をかく7つの習慣

日本で当たり前の行動はドイツでは当たり前ではありません。
衝撃的ですが、日本の常識と海外の常識は全く違います。
観光客だからマナーを知らず常識知らずでも仕方ないよね、
そんな感情ありませんか?
かくいう私はドイツ人から注意を受けてしまったのです・・・
あなたがドイツに行ったとき、恥をかかないためのドイツの習慣・常識厳選6点をご紹介します。
日本人の知らないドイツの習慣6つ
観光中に迷惑をかけたり恥をかいていませんか?
お店に入店したら挨拶しよう
ドイツではお店に入り、店員と目が合ったら挨拶をしましょう。
レストラン、小さめのお店で店員と目が合うようなところでは必須です。
例えばこんな感じ。
「Hi / Hello」と店員さんが挨拶をすると、お客も「Hi /Hello」と言います。
お客から挨拶することももちろん普通。
これがスタンダードです。
びっくりしませんか?
日本でお店に入った時、「いらっしゃいませー」と言われて返事をする人ほとんどいませんよね。
したとしても「あーどうもー」みたいな感じ。
「いらっしゃいませー」に反応するのって
何か探しているときだったり困っていて話しかけたいときのみですよね。
普通はしない。会釈くらい。
でもドイツでは会釈じゃ不審者です。
なぜ挨拶するのか
ドイツで挨拶をすることは
こんにちは(商品を見に来ました、自分は不審者じゃないです)。
という意味が隠れています
逆に言えば挨拶をしないと不審がられて変な目で見られます。
ドイツ人の心境としては
「え?なんか挨拶できない事情、何かやましいことがあるのかな、この人」といった感じ。
こちらとしては会釈して挨拶してるつもりでもね。
具体的にはどんなお店で挨拶するの?
挨拶を特に気を付けるお店は
ドイツでお土産を買うときに重宝するApothek(アポテケ・薬局)、
コスメ関係のお店、少し高級なブランドのお店やレストランなどです。
一言でいうと、
お店に入ったら店員さんと目が合う場所は挨拶が必須と考えてください。
スーパーなどの大きなお店では入店時の挨拶は不要です。
それはお店の人の顔が見えないから挨拶しようにも相手がいない、っていう感じ。
レストランでは手を挙げないで。ヒトラーを連想させるものはNG
日本ではレストランで注文をするとき、店員さんのほうを見て手を挙げることも多いですよね?
これをしているとマナー違反で、白い目で見られます。
私がドイツに来てすぐのころ、こんなこと知らず当たり前に手を挙げて店員さんを呼びました。
すると・・・
そういうのはここではしないよ、と店員さんから一言。
衝撃です。
調べてみると、手を挙げる、という仕草が
ドイツ独裁政権時代のヒトラーを連想させるためダメ、
ということでした。
私自身はヒトラーを知っていたものの
レストランで手を挙げることに慣れすぎて当たり前すぎて
良くないこととも思いませんでした・・・。
ヒトラーがドイツで嫌われるというのは知っていましたが
日常生活ではヒトラーなんて単語使わないし、そんなのいちいち気にするなんて
都市伝説的なものでしょ、と甘く見ていたところもありました。
反省です。
みなさんはこんなことをして恥をかかないでください;;
ではどうするべきでしょうか?
レストランでは目で合図して人を呼ぼう
- 目で合図する
- 人差し指を一本たてて合図する
- 店員さんが通りすがりに声をかける
現地人はほとんどこの3種類で人を呼んでいます。
目で店員に合図するのが1番スマート。ですが店員なら誰でもいいわけではありません。
ドイツではチップの習慣もあることもありレストランでは自分のテーブルを担当してくれる人が決まっています。
人によって担当する場所が違います。
基本的には席に案内してくれた人かメニューを持ってきてくれた人が担当者です。
その人に向けて合図を送りましょう。
とは言っても店員がこっちを全然見ないし通りかからない…なんてときも。
目が合わない…でも人を呼びたい
基本的には待ちましょう。
わかります、信じられないですよね。
日本だったらピンポーンと押すボタンを押せばすぐに人はくるし
すみません、と呼んでもすぐに笑顔で「遅れてすみません」と来てくれます。
ドイツは違います。
まずお客様という考え方があまりないです。
『店員は今は時間が無いようだ。そのうちこっちを気にするはずさ、待とう。』
こんな心境らしいです。
余裕がありますが、いつでもできるものでもないって思っちゃいます。
声を出して呼ぶこともある
急いでいるとき、すぐに店員さんを呼ばないと本当に困るときは
現地のドイツ人も声を出します。
注文がなかなかできないときには「Entschuldigung」(エンチューディグング,すみません)と声をかけてみましょう。
急いでいる、またはずっと気付いてもらいえないなら仕方ないという感じですね。
この店員の呼び方を使っている人はたまーに見るかな、って感じです。
お水は有料
日本のレストランでは高級店ではない限りお水は無料。
席について出てきた水も「お冷、いただけますか?」と言って出てきた水もどちらも
無料です。
しかしここドイツでは無料の水はレストランではでてきません。
お水は注文することになります。
家族や友人と一緒にご飯を食べるときは瓶のお水を注文すると1つ1つ注文するよりはお得になります。
お水を注文すると?「Gas oder Still wasser?」「Gas oder ohne?」「Gas?」などときかれます。
Gas(ガス)と言うのは炭酸水のこと。
Still wasser(スティルヴァッサー)と言うのはガス抜きのお水のこと。
普通に日本で出てくるような水はStill wasserです。
ドイツ人は炭酸水を基本的に好むので何も言わないと炭酸水が来ちゃいます。
お食事中の炭酸水はお腹がガスで膨れやすいので食べすぎ防止になる一方、
なれないとガスがお腹にたまって変な感じがします。
私は常にStill Wasser(ガス抜き)を頼んでいます。
レジの初めはHello 終わりはDanke(ありがとう)
日本のコンビニで挨拶する人って
作業員を着た気のいいお兄ちゃんが多いってイメージ。
実際に学生時代に日本でレジのバイトをしたことがありますが、
体感ですが「いらっしゃいませー」と言ったときに
「どうもー」など挨拶し返してくれる人って全体の2,3割くらいだと思います。
だいたい会釈か無視。
当たり前です、私もそうです。
特に話す用事もないし・・・って感じですよね。
こちらではレジの会計が始まるとレジの人が
Hi / Hello と挨拶するのでこちらもそれに対応して挨拶を返しましょう。
レジが終わったら、Danke (ありがとう)/Tschüss. (チュース,さようなら)と言って立ち去ります。
もちろん私は最初挨拶に反応してませんでした・・・w
ドイツの人、すみませんでした…
やはり「郷に入っては郷に従え」です。
挨拶に挨拶を返す、言われてみれば当たり前ですが
なんだか挨拶を返すだけでちょっと気分が良くなるものです。
13-15時は静かにする安静時間。破ると警察を呼ばれることも
ドイツは騒音に厳しいです。
日本のように急行の電車がほとんどないこと、音に敏感な国民性のため
聞こえる音は人の声、鳥、車がほとんどでとても静かです。
だからこそ気を付けなければならないのは
13-15時の安静時間。お昼寝の時間でもあります。
住宅地の建物の中にいる場合掃除機をかけたり、DIYをしたり
ゴミを捨てることさえもこの時間はだめ。
観光地ではあまり気にしていない人も多いですが、住宅街などでは気を付けたいですね。
22時以降に騒いだら警察を呼ばれるかも…
ドイツ人は早寝早起きです。
22時以降は静かにすること、と条例で決まっています。
騒ぐと警察を呼ばれ、罰金の支払いの可能性があります。
ホテルなどを除いて普通の住宅では
22時までにお風呂、ドライヤーを終わらせなければなりません。
お風呂の排水の音、ドライヤーの音がうるさいからです。
私にとってはとても厳しい条例ですが警察を呼ばれたくないので守っています
ただ、程度によりますしケースバイケースな部分もあります。
隣人が耳の遠いご老人の場合やあまり騒音にうるさくない場合もあります
あくまで自己責任になりますが、お風呂に入りたいのに22時過ぎた!!!など
どうしても、音を立てる用事があるときはまずは試してみて
どれほど音をたてると注意を受けるのかの線引きを探るのも手です。
電車の入ってすぐの席は優先席
電車の入ってすぐの席は優先席です。
どの扉から乗っても入ってすぐの席は優先席で
窓に十字架のマークがあります
優先席を収納しベビーカーを置くこともできます。
合理的ですね。
確かに優先席に座る人用の席は扉すぐのところにした方が気が利いてますね。
席に座るときは電車の入り口近くではないところに座りましょう。
また、ドイツ人でも優先席に座っていることがあります。
このとき、その席に座るような対象の方、ベビーカーやお年寄りが来たら
多くの人がちゃんと席を譲っています。
現地の人にとって優先席を外国人が占拠して譲らなかったら嫌な気持ちになる方もいると思うので
注意しましょう。
以上7点、ドイツと日本との衝撃的な違いをご紹介しました。
せっかくの旅行、ドイツ滞在ですから
楽しく過ごせるようにご活用して頂ければ嬉しいです。
もちろん他にもドイツと日本の違いはありますが
最低限、知っとかなきゃ恥!なドイツでの常識・習慣情報でした。
他にも色々なことが日本と違います。
私がレストランで間違いをした話はこちら↓